■ 総評
久留米でふらっと食事をしようと歩いていたときに、偶然見つけた「すし一番」さん。
正直、何の予備知識もなく入ったお店だったのですが……
今まで行った回転寿司の中で間違いなくトップクラスの実力。
お会計後、思わず「すげぇ店だったな…」と小声でつぶやいてしまったほどの衝撃でした。
「回らない寿司」にも匹敵するネタや技術、そして良心的な価格設定。
特に甘鯛の炙りは、“あれはほんとに回転寿司か?”と疑いたくなるほど。
事前調査なしで入ったお店の中では、間違いなく三本の指に入る名店でした。
■ 注文内容
– 甘鯛炙り
– サーモン軍艦
– サーモン炙り
– ハマチ
– いか
– ホタテ
– サーモン
– 甘エビ
– ねぎとろ軍艦
– タコマヨ軍艦
– うなぎ
– 穴子
■ 甘鯛炙り
一貫目からこれ。
一口目で完全に心を掴まれました。
口に入れた瞬間、炙りの香ばしさとネタのとろけるような質感が広がり、
「本当にここ、回転寿司だよな…?」と混乱するレベル。
このクオリティ、都心の高級寿司と並んで語っても違和感ないと思います。
喉を通る瞬間の“幸福感”、ちょっと言葉にできないほど素晴らしかったです。
■ サーモン軍艦
サーモン系第一弾。
甘鯛の衝撃のあとでも、十分満足できる仕上がり。
海苔の香りや巻き方ひとつとっても手を抜いていない印象で、
一貫一貫がしっかり「作品」として成立していました。
■ サーモン炙り
続いてサーモン炙り。
これがまた絶妙な炙り加減で、香り立ちが素晴らしい。
炙ったネタって、下手すると冷めて風味が飛んでしまうんですが、
ここは注文してからすぐに提供されるようで、香ばしさがしっかり残っていました。
■ サーモン
炙らなくてもサーモンの旨味がしっかりしていて、
「素材の良さ」が如実に伝わってくる一貫。
チェーン系のサーモンと比べると、
香り・食感・脂の質が段違いです。
■ ハマチ
一貫提供のスタイル。
ハマチで一貫ずつというのはあまり見かけないですが、
それだけネタに自信があるのか、一貫でも十分な満足度。
鮮度、脂の乗り方ともに申し分なしでした。
■ いか
シンプルながらも、しっかり美味しい。
特に甘みが強く、
「呼子のイカより好きかもしれない…」と思ってしまったほど。
■ ホタテ
ふわっと広がる貝の香りと甘み。
「若竹丸」でもホタテは印象的でしたが、
ここでは他のネタと肩を並べて主役級に美味しい。
素材の扱い方がうまいんでしょうね。
■ タコマヨ軍艦
回転寿司らしい軍艦ネタも。
マヨ系はジャンク寄りになりがちですが、
このお店ではマヨネーズまでもが上品に仕上がっているのが驚き。
何を食べてもブレがない。
■ 甘エビ
わさび入りで回ってきた一貫をいただきました。
普段、甘エビはあまり食べないのですが…
これ、人生で一番美味しい甘エビかもしれない。
とろける舌触り、品の良い甘み、そして臭みゼロ。
衝撃的な一貫でした。
■ ねぎとろ軍艦
写真は少しブレてしまいましたが、
このねぎとろ、臭みが全くなくてびっくり。
ここまで他のネタが美味しいと「マグロ系もいけるのでは」と思って注文しましたが、
想像以上に美味しくて、むしろ期待以上の仕上がりでした。
■ うなぎ
こちらは自分だけで注文。
相方さんはうなぎ特有の臭みに敏感でNGなので。
うなぎは個人差が出やすい食材だと思うのですが、
自分的には「可もなく不可もなく」といった印象。
ちなみに、今までで一番美味しかったうなぎは
「柳町一刻堂」さんと「さつま珍味 隆盛」さんのもので、
あれは桁違いでした。
■ 穴子
ラストは穴子で〆。
「ひょうたん寿司」の穴子が自分の中の基準だったのですが、
ここもかなり近いレベルまで来てました。
タレの香ばしさと身のやわらかさのバランスがよく、
しっかり満足感のある〆でした。
■ 価格帯
💰1,000円〜2,000円ほど
このクオリティでこの価格は、
驚異的なコストパフォーマンス。
地方ならではの良さが詰まってると思います。
■ 店舗情報
📍すし一番
📍福岡県久留米市上津町2228-840
🕛11:00 – 15:00/17:00 – 21:00
💤定休日:火曜日
■ ひとりごと
夕飯の予定は「紅の豚」だったんです。
でも、ふと目に入ったこのお店に吸い寄せられて入ってみたら、大当たり。
久留米エリアでここまで完成度の高い回転寿司に出会えるとは思っていませんでした。
テーブル席はやや待ちがある印象ですが、カウンターは比較的早く座れそうです。
次回は違うネタやサイドメニューも試してみたいなと思える、再訪確定のお店。
ごちそうさまでした!
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