■ 総評
春日市の名店「La Lucon(ラ・ルコン)」さんに、約2ヶ月ぶりの訪問。
今回はちょっとした記念日ということで、普段よりグレードを上げて「魚メインのコース」を予約しました。
これまでは肉メインを選ぶことが多かったのですが、魚料理の実力もかなり高く、予想を上回る満足度でした。
前菜からデザートまで全体の流れも完璧で、素材の良さと丁寧な調理が随所に感じられます。
特に印象的だったのは、野菜やソースの一つひとつが本当に美味しいということ。
「脇役が輝く店は、主役も間違いない」そんなお手本のような一皿ばかりでした。
リピート確定。月1~2回行きたくなるお店です。
■ 注文内容
– ハートランド(大瓶)
– グリーンピースのムースと鯛
– かぼちゃ・さつまいものスープ
– カリーノケールのビスマルク風
– 日本酒「獺祭」
– アスパラガスのバターソースパスタ(Sun Sun Farm)
– 芳寿豚とリコッタチーズのラビオリ
– 魚のバターソース
– ホールケーキ
■ ハートランド(大瓶)
まずはハートランドで乾杯。瓶ビール好きには嬉しい大瓶での提供です。
駅前では考えられないほどリーズナブルな価格で提供されていて、思わず「安っ」と声が出ました。
どんな料理にも寄り添うバランスのいい味わいで、コースの導入としても最高のチョイスです。
■ グリーンピースのムースと鯛
前菜はグリーンピースのムースに鯛を合わせた一皿。
グリーンピース=青臭くて苦手、というイメージがある方にこそ食べてほしい。
丁寧に下処理され、旨みと甘みが引き出されたムースと新鮮な鯛がベストマッチ。
スタートから完成度が高く、一口目で期待値が一気に跳ね上がります。
■ かぼちゃ・さつまいものスープ
続いてはポタージュ系のスープ。
かぼちゃの甘みがしっかりしており、さつまいもに負けない存在感があります。
野菜本来の甘みが生きていて、砂糖などの人工的な甘さではない分、最後まで飽きずに楽しめました。
自然な味のバランスが素晴らしい。
■ カリーノケールのビスマルク風
最近よく見かける「ビスマルク風」は、卵を使ったアレンジ料理のこと。
この日はカリーノケールのサラダに、半熟卵がトッピングされていて、絶妙なとろみと一緒にいただけます。
ケールのクセをうまくマイルドに仕上げていて、サラダの満足度としてはかなり高め。
卵の使い方が本当に上手な一皿でした。
■ 日本酒「獺祭」
日本酒は言わずと知れた「獺祭」。
約一合ほどの量で、こちらも価格がかなり良心的。
魚料理との相性も抜群で、進みすぎ注意な危険な一杯です(笑)
■ アスパラガスのバターソースパスタ(Sun Sun Farm)
こちらのお店では、パスタの麺を選べるのが特徴的。
この日は平打ちのタリアテッレにしてみました。
Sun Sun Farmのアスパラガスは甘みがしっかりしていて、濃厚なバターソースと見事に調和。
麺のもっちり食感とも相まって、完璧な一品でした。
オープン当初から通っていますが、当時の原価ギリギリな価格設定を思い出すクオリティです。
■ 芳寿豚とリコッタチーズのラビオリ
毎回頼んでしまうラビオリ。
福岡でこのクオリティのラビオリが食べられる店、正直思いつきません。
東京・中目黒のミシュラン一つ星「ICARO」で食べたラビオリに匹敵するレベルで、
中のリコッタと芳寿豚の旨みがぎゅっと詰まってます。
ソースの絡み具合、パスタ生地の厚みも絶妙。
定番でありながら、毎回驚かされる完成度です。
■ 魚のバターソース
この日のメインは魚料理。
前菜で鯛が出ていたので、何の魚かと思っていましたが、しっかり別種で構成されていて満足度高し。
驚くのは、付け合わせの野菜がとにかく美味しいこと。
ソースとの一体感もあり、魚だけでなく全体で一つの料理として完成されていました。
魚メインでもここまで満足できるのは、シェフの腕と素材の質、両方あってこそ。
■ ホールケーキ
3回連続でお願いしているケーキ。
予約時に伝えると用意してくれる特製ホールケーキで、見た目はシンプルながら中身は驚きの柔らかさ。
ケーキ屋さんのショーケースには絶対に並べられない、ふんわり繊細な仕上がりです。
甘さも控えめで、大人でもペロッと食べられます。
3人でちょうど良いサイズ感なのも嬉しいポイント。
■ 価格帯
💰5,000円〜6,000円(1名あたり)
記念日価格とはいえ、内容を考えると非常に納得感のある価格。
このクオリティなら、コスパ面でも満足度高いです。
■ 店舗情報
📍La Lucon(ラ・ルコン)
📍福岡県春日市上白水5-13
🕛11:30〜13:30、17:30〜20:00
■ 余談
個人的には福岡でトップクラスに好きなお店。
味も接客も、すべてが丁寧で「また来たい」と毎回思わせてくれます。
月に一度、特別な食事をしたいときの定番候補です。
次は春野菜が主役になる頃にまた伺いたいなと思っています。
ごちそうさまでした!
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